「ツイン・ピークス」K・マクラクラン来日、記者会見で「クーパーに戻りたかった」
全18エピソードからなる本作は、デヴィッド・リンチが監督を務めるテレビドラマ「ツイン・ピークス」の新シリーズ。前作の25年後が舞台になっており、マクラクランは引き続きFBI捜査官デイル・クーパーを演じる。
新シリーズのオファーが届いたときの心境についてマクラクランは「興奮しましたし、参加することにまったく躊躇はなかったです。クーパーに戻りたいという気持ちがずっと心の中にありました」と振り返り、「デヴィッドと組めることが楽しみでした」と述べて笑顔を見せた。
ツイン・ピークス The Return DVD
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マクラクランは「ただ郷愁を呼ぶだけでなく、新しいストーリー、新しい方向性が見られると思います」と新シリーズへの期待を煽る。撮影前から台本がすべて完成していたことを明かし、「18時間の長編映画を撮るような形で撮影し、それをデヴィッドが1時間ずつ分けていった」と説明。また「今回、私はいくつかの役を演じさせていただいています。予測できないようなひねりや展開があります」と作品の見どころに触れた。
イベントでは、リンチのビデオメッセージも上映。リンチは「みんなで帰りましょう、『ツイン・ピークス』の世界へ」と日本のファンに呼びかけた。
同作のファンとして知られるお笑い芸人・椿鬼奴もゲストとしてイベントに登場。メインキャラクターのローラ・パーマーをイメージした格好で登場した椿が感極まり涙ぐむと、マクラクランは優しく彼女の肩に手を置いた。日本のファンへのメッセージを求められたマクラクランは「デヴィッド・リンチ監督によるスペシャルな番組になっています。楽しんでください」とコメントした。